オーストラリア入国隔離記

コロナ禍における豪州隔離措置レポート

隔離3日目 - イギリス式ビンゴ

3日目・朝食

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バターはもう結構・・ハッシュドポテトと卵にケチャップを付けてくれ

ハーフカットトマト。昨日夜の巨大ブロッコリーといい、この国には「食べやすく切る」というアイデアはない。

クロワッサンもホテルのレストランで食べれば格段に美味しいだろうに。
安いビジネスホテルの朝食ビュッフェが今は愛おしい。

3日目・昼食

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毒リンゴかと思ったが、どうやら違うようだ

バゲットサンドイッチ。
仏系ホテルチェーンであるため所々にその要素を散りばめてくる(全ての書類がBonjourから始まったり)。
味は美味しいが、顎が疲れるだけなので2度と出さないでほしい。

 

3日目・夕食

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サラダには毎度ビネガードレッシングが付いてくる

ビーフシチュー。美味しい。
米を食べたい・・が、既にカロリー過多気味の体には危険すぎる。

夕食には必ずデザートを付けてくれており、甘党の私には大変ありがたいのだがこれも同様だ。
この日のデザートはヌガーがたっぷりかかったチョコレートケーキ。歯が溶け崩れていく音が聞こえた。

 

所感

この隔離ホテルは宿泊者ができるだけ退屈しないように、いくつかのイベントを用意しているようだ。
この日行われたオンラインビンゴ大会もその一つであり、朝食の入った紙袋に案内が同封されていた。

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zoomが普及していなければ如何にして開催されたのだろう

・・・が、私が知るビンゴゲームの用紙とは全く違う。
どうやらイギリス式のフォーマットで、ハウジーと呼ばれるそうだ。

 

ja.wikipedia.org


こんな所にも統治の歴史を見るとは・・

なお、急遽会議が入ってしまった影響で肝心の景品の中身を知ることができなかった。
凡そアルコールか、今晩のディナーのデザートを増量しますよとか、そういった類だろうと想像するが。

 

何にせよ、こうした配慮をしてもらえるだけでも有難い。
アデレードで隔離生活を送った人の話を聞くと、ネット環境も室内設備も整っておらず、極めて不快な2週間だったそうだ。

これは地域格差以外の何物でもなく、そして個人では如何ともし難い部分だ・・
今回は幸運に恵まれたことを感謝したい。